インカ帝国より伝わる(とシャーマンは自称する)ペルー・シャーマニズムの伝統的ドラック且つ、地球上最強のドラックとも言われる「アヤワスカ」を飲みに行ってきた。学校でシャーマニズムを勉強しているので卒論はコレ。


アマゾンの強大なジャングルはまさしく地球の女神の陰毛(まん毛)であった。とんでもなく派手な色をした鳥や虫、花。もう、ハッとするくらい鮮やか。ハイビジョン顔負け。シャーマン曰く、アマゾンカワイルカは精霊の遣いらしい。これがピンク色なの。まっピンク。嘘だと思ったらググって。

密林が吐き出す酸素は地球全体の3割を占めるらしい。そのせいかどんなに歩いても疲れなかった。



そのペルーアマゾンでシャーマンとアヤワスカを飲んだ!

3回飲んだんだが、凄まじい体験だった。


最初の2時間くらいは死ぬより苦しかったと思う。もうね、ほんっとに辛い。今まで生きてきた中で一番辛い。67歳のジジイとベロチューした時よりも遥かに辛い。むしろこの現実世界で起こりうることと比べることがもう既にナンセンスかもしれん。とめどなく吐き続ける。オエェオエッッッッッオエ、ゴゴゲロゲロッ!ビチャビチャーンピチョーン。必死になって自我にすがり付こうする自分をたしなめるかのように、異次元への扉が暴力的に開かれる。涙と鼻水とゲロにまみれながら、底の見えない無意識の扉が開いてゆく。手足が心地よく痺れ、DMTが脳の中を駆け巡っているのを感じる。



そしてシャーマンの歌う不思議な歌と共にヴィジョンが始まる。(つまりこっからは幻覚。あくまで主観的な体験で、客観的現実ではない。)




極彩色の虫達が目の前に広がり(神秘的恐怖)、無数の小さな目が自分を凝視しているのを感じる。本能的に「コレは木々の目だ!森が俺を睨んでいる。」と感じる。(結構きつかった。富士急のオバケヤシキなんて比べもんにならん。)そして、お面を被った精霊達がカヌーに乗って俺を出迎える。(これが一番恐ろしかった。恐ろしいというより、畏れというか畏敬の念って感じ。)


発狂してパニックになりそうな自分を必死にこらえ、次々と現れるヴィジョンに耐えぬく。そしてどこからか誰かの声が聞こえてくる。聞こえるというよりかは、脳に直接語りかけられるような感じで(テレパシー!)、


「怖がらせて悪かった。でも良く耐えたね。君に地球の記憶を見せてあげよう・・・・・・・」そして次の瞬間




ブシ!ューギュラギュラ!フオンフオ!ンビャービャー、言語で説明しようとしたけど無理。大地のエクスタシーを感じた。







この体験で何を得たか、説明するのは難しい。もう自分が何者かわからん。

でも一つだけ確かなのは、俺が生きるのは、この現実だということ。この現実、地に足ついているこの現実。空は飛ばないし、精霊は見えないし、大自然は寡黙である。





シャーマンの言葉、「アヤワスカは常にお前をみている。」




小林リヨ(精神の宇宙飛行士)